2024年1月〜6月末、南堺署管内での特殊詐欺の被害件数は17件で昨年同時期より15件減少。今年に入り還付金詐欺が目立つ。昨年南堺署管内では1年で41件、1億円を超える被害があった。
しかし被害が無い月もあり、犯人は昔の学生名簿等を元に詐欺の電話をかけるため、同時期、同地域に被害が集中するという。和泉署管内でも今年に入り還付金詐欺が多いが被害件数は減少傾向。
還付金詐欺の多くは「市役所(区役所)の保険課」「税務署」等官公庁をかたって電話をかけ、「介護保険の還付金がある」「医療費の還付金がある」「累積医療費の還付金がある」等と言うのが典型的なパターン。電話でこの言葉を聞けば、「詐欺かも」とまずは疑って。
取引銀行を聞かれる
また取引銀行を聞かれる、金融機関からの電話、ATMに行くよう指示されたら100%詐欺。即電話を切り警察に通報を。この時点で詐欺だと気付く方も多く、「すぐに電話を切った」「一旦切り、自分でかけ直して確認した」「詐欺じゃないのか」と言うと相手が電話を切ったという例も。
電話の相手は親切で良い人に感じ電話を切り辛く、つい話を聞いてしまうという。家族が近くにいない場合等、周りに相談できない場合は一人で冷静に判断できず相手に言われるがまま行動してしまうことで被害に遭う。
見かけたら連絡を
「ATMで携帯電話をかけながら操作をしている方を見かけたら声をかけるか店員や警察に知らせるなど周囲の方のご協力もお願いします」と各署防犯保安係。